Excel2016使用
今回は3つのセル入力方法と画面左下に表示されるセルモード(準備完了、入力、編集、参照)についてご説明します。
Excel画面の左下に”準備完了”って書いてあるけど、何の意味があるの?と思った方はこのページ内のセルモードの説明をご覧になると理解していただけると思います。
セルの入力方法(3種類)
セルに入力する方法は以下の3種類あります。
それでは1つ1つ見ていきましょう。
セルを選択してキーボードで入力をする
B3セルを選択します。

そのままキーボードで「ああああ」と入力を始めます。

入力した「ああああ」が表示され、文字の最後にカーソルが表示されます。
カーソルが点滅している位置にキーボードで入力した文字が追加されていきます。
マウスで2文字目と3文字目の間をクリックするとカーソルが移動します。

この状態で「い」を入力します。

カーソルの位置に「い」が追加されました。
セルをダブルクリックする
何も入力されていないB2セルをダブルクリックします。

カーソルが表示されます。この状態で入力が可能なので「かかか」と入力します。

次は入力済みのB3セルの2文字目と3文字目の間でダブルクリックします。

「う」を入力します。

カーソルの位置に「う」が表示されます。
セルを選択して「F2」キーを押す
B2セルを選択します。

F2キーを押します。

他の例と同様にこの状態で入力するとカーソル位置に文字が追加されます。

「き」が追加されました。
セルモード(準備完了、入力、編集、参照)
セルの入力にはセルモードと呼ばれる以下の4つのモードがあります。
セルモード | 内容 |
---|---|
準備完了 | 入力していない状態 矢印キーでセル移動する |
入力 | 入力可能な状態 矢印キーでセル移動する |
編集 | 入力可能な状態 矢印キーでカーソルが移動する |
参照 | 入力中にセルの参照中 矢印キーで参照先のセルを選択するカーソルが移動する |
準備完了
準備完了はセルにカーソルがない状態(入力も編集もしていない状態)の時に表示されます。
ちなみにセルモードは画面左下に表示されます。

入力
以下の方法でセルを入力しようとしたときはセルモードが「入力」となります。
- セルを選択してキーボードで入力をする
- 空白セルをダブルクリックする
A2セルをダブルクリックします。

この状態で矢印キーを押すとセル位置が移動します。
右矢印キーを押すとセル位置が右に移動します。

編集
以下の方法でセルを入力しようとしたときはセルモードが「編集」となります。
- セルを選択してF2キーを押す
- 入力済みのセルをダブルクリックする
B2セルでF2キーを押します。

この状態で矢印キーを押してもセル位置は移動せずにカーソルが移動します。
左矢印キーを1回押すとカーソルが左に移動します。

編集モードから入力モードに変更したい場合はF2キーボタンを押します。

もう一度、F2キーを押すと「編集」になります。

このようにF2キーを押すと「入力」「編集」を入れ替えることができます。
参照
数式を入力中に他セルを選択している状態が「参照」となります。
C2セルに「=」を入力します。

入力モード中なので左矢印キーでB2セルを参照します。

セルモードが「参照」になりました。
この例では「入力」モードのため矢印キーで参照できますが、「編集」モードの場合はマウスで選択するかF2キーを押してから矢印キーで参照できるようになります。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
今回はExcelの基本中の基本となるセルの入力方法をご紹介しました。
振り返りましょう。
動作は知っていてもセルモードについてはご存じない方も多く見受けられます。
F2キーを使って「入力」と「編集」を切り替えて、矢印キーの動きを変えることでマウスに持ち替えずに矢印キーでカーソルやセル移動ができるため、ほんの少しですが時短ができます。
是非、F2キーで「入力」「編集」が切り替えられるということは覚えていってくださいね。
Excelをもっと勉強したい方にお勧めの本です。
興味のある方はご覧になってみてください。
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