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Excelの画面構成(クイックアクセスツールバー、リボン、数式バー、シート、ステータスバー)

画面構成 エクセル(Excel)
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画面構成

このページではExcel画面構成を紹介します。
Excelを説明するサイトでは各部の名前を知っている前提で書かれていることが多くあるため、名前をちゃんと知っておくと理解が早くなります。

Excelの画面は大きく以下の5つの画面構成となります。

  • クイックアクセスツールバー
  • リボン
  • 数式バー
  • シート
  • ステータスバー
Excel画面構成

画面構成に関しては名前だけはしっかり覚えましょう。

それぞれの説明は以下で解説します。

クイックアクセスツールバー

クイックアクセスツールバーはよく利用する機能(コマンド)を配置しておくことで、ワンクリックで対象コマンドを利用できるようになります。非常に便利です。

リボンにあるコマンドはほぼ使えます。対象のリボンが表示されていないときにリボンを表示してからコマンドを選択すると最低2回はクリックします。クイックアクセスツールバーに配置してあればワンクリックでコマンドが使えます。大量の操作を行うときにこの1回のクリックですむことがかなりの時短につながります。

クイックアクセスツールバー

配置できる機能はプルダウンで表示される機能以外にもたくさんあります。

プルダウンリストにある「その他コマンド」でクイックアクセスツールバーの設定画面が表示されます。左側のコマンドリストからコマンドを選択して追加ボタンを押すと右側のクイックアクセスツールバーのコマンドリストに表示されます。

クイックアクセスツールバー追加前
クイックアクセスツールバー追加後

その状態でOKボタンを押すとクイックアクセスツールバーに表示されます。

ウィンドウ枠の固定が追加された

クイックアクセスツールバーの設定画面で選択できるコマンドは「コマンドの種類」を変更することでたくさんのコマンドが選択できるようになります。

クイックアクセスツールバーのコマンドの種類

普段よく使うコマンドを配置しておくのが便利です。

ちなみにココッチが使っているExcelには以下を設定しています。

コマンドの種類コマンド
基本的なコマンド印刷プレビューと印刷
基本的なコマンドウィンドウ枠の固定
基本的なコマンドフィルターの追加または削除
[ホーム]タブすべてのフィルターをクリア
[ホーム]タブセルの結合
[ホーム]タブセルの解除
すべてのコマンド取り消し線

仕事ではフィルタ機能をよく使うのと、誰かの作った神エクセル(方眼紙形式で大量の結合付)を操作することも多く結合/解除は何かとよく使います。最後の「取り消し線」はマウス操作だと「セルの書式設定」フォントタブを開いて実行するコマンドになるので手数が多いのと、ショートカット「Ctrキー+5」でもできますがマウスを持っているときにキーボードに移りたくないというチョー個人的な理由で設定しています(笑)

皆さんもよく使う機能はクイックアクセスツールバーに入れて時短しましょう。

他人のExcelを見る機会があるとついついこのクイックアクセスツールバーに目が行きます。どんなコマンドを登録しているか見てマネすることもあります。皆さんも職場の人や友達のクイックアクセスツールバーを見てマネしてみましょう。

リボン

リボンにはよく使うコマンドや便利なコマンドが並んでいます。リボンには「タブ」があり、[ホーム]タブ以外はタブ名に関連するコマンドが集められています。基本のタブは以下となります。

タブどんな操作ができるか
ファイル・ファイル操作(開く、保存、閉じるなど)
・印刷関連
・アカウント管理
・オプション
ホーム・クリップボード
・書式設定(フォント、配置、表示形式など)
・テーブル機能
・フィルタ機能
挿入・ピボット
・図
・アドイン
・グラフ関連機能
・テーブル機能
・リンク
・コメント
ページレイアウト・テーマ
・印刷設定(ページ設定、拡大縮小)
・配置
数式・関数
・名前
・ワークシート分析
・計算方法
データ・インポート
・クエリと接続
・並べ替え
・フィルタ機能
・データツール(重複削除など)
・アウトライン(グループ化など)
校閲・文章校正
・コメント
・保護
・共有解除 ※共有はオプションから追加
表示・ブックの表示(改ページプレビューなど)
・表示ON/OFF(数式バー、メモリなど)
・ズーム(画面上で拡大縮小)
・ウィンドウ操作
・マクロ
ヘルプ・ヘルプ

大体はタブ名と内容があっていると思いますが、[表示]マクロのように「むむ…」ってなるものもあります。使っていくうちに場所を把握していくので最初は探すかもしれませんが徐々に覚えていきます。

Excelのデフォルト設定では表示されないタブもあります。

タブどんな操作ができるか
タッチ・フォント
・手書き
描画・描画の基本ツール
・ペン
・インク
開発・コード(VisualBasicEditorを起動してマクロを作ります)
・アドイン
・コントロール(ボタンなど)
・XML

この辺を使い始めるころには初心者脱出の一つの目安かもしれません。[開発]タブを表示していると「この人はマクロが使えるんだな~」と思ってしまいます。

だからと言って表示をためらう必要はまったくありません。マクロを使うといってもピンキリなんで気にせず表示しましょう。人からもらったコードをコピペして使っているのも含めて「使う」ことには変わりないですからね。

オプションの「リボンのユーザ設定」で表示するタブを追加することができます。さらに自分専用のリボンを新たに追加することもできます。

リボンのユーザ設定

リボンはOffice2007から採用された機能でそれ以前はツールバーを利用していました。2007よりまえはALTキーを使ってツールバーを開いていくショートカットがありましたが、現在(執筆中時点ではExcel2019)でも下位互換されています。ココッチは今でも下位互換のお世話になっているショートカットがあり「ALT→E→S→V」で貼り付けを使っています。最後のVは値貼り付け、Tだと書式といった感じで貼り付け形式を選択できるので重宝しています。現在だと「ALT→H→V→V」ですので、みなさんは現在のを覚えてくださいね。

数式バー

数式バーは入力エリアのことなんですが、名前ボックスと合わせてご紹介します。

数式バー
機能内容
名前ボックスセル、セル範囲に名前を付けることができる
関数の挿入「関数の挿入」画面を起動
数式バー数式を入力

名前ボックスは意外と知らない人がいるかもしれません。名前を簡単に設定できるのと名前を確認できるので便利です。

関数の挿入は以下の画面です。

関数の挿入

この画面で関数を探したり呼び出したりします。SUMIF関数をダブルクリックすると関数の引数画面が表示され、SUMIF関数に必要な引数が表示されます。ここで引数を1つずつ設定してOKを押すとSUMIF関数がセルに入力されます。

関数の引数

数式バーは、セルの入力に使います。セルをダブルクリックしてセル内で入力もできますが、長い数式を書く場合はこちらの数式バーのほうが大きいので入力しやすいです。右端の下マークをクリックするとエリアが広がるのでより入力しやすくなります。

ちなみにココッチはセル内で数式を書く派です。入力するセルの位置を意識しやすいのでセル内で数式を書いています。セルに「=」を入力して上下左右のキーボードを使って視覚的にセルを選択しています。みなさんもいろいろ試してみて自分に合った入力方法を見つけましょう。

シート

シートの各要素は以下となります。

  • セル
  • シートの追加ボタン
  • 横スクロール
  • 縦スクロール
シート構成

左上に「すべて選択」ボタンという名前の通りの機能があります。

すべて選択ボタンの位置
すべて選択した状態

シート内のすべてのセルが選択されています。

シート内のフォントを統一したり、文字色を統一したりするとにき全セルを選択してから操作するときにこの「すべて選択」ボタンが何かと便利です。是非使ってみましょう。

ステータスバー

ステータスバーは以下の機能で構成されています。

ステータスバーの構成
  • セルモード
  • マクロの記録
  • シートの表示切替(標準、ページレイアウト、改ページプレビュー)
  • ズーム機能

セルモードは現在のセルの状態を表示しています。

セルモード内容
準備完了未入力の状態、初期表示時は準備完了となる
入力セルを入力中の状態
編集セルを編集中の状態
(入力済みセルを再入力している状態が編集となる)
参照セルを参照中の状態

(準備完了)

セルモード(準備完了)

(入力)

セルモード(入力)

(編集)

セルモード(編集)

(参照)

セルモード(参照)

「マクロの記録」ボタンを押すと「■」(停止)ボタンを押すまでの間の操作が記録されます。よく使う操作を記録しておくと呼び出しするだけで同じ操作を自動で繰り返すことができます。詳しくは別の機会に説明します。

シートの表示切替は標準、ページレイアウト、改ページプレビューを切替できます。

(標準)

標準

(ページレイアウト)

ページレイアウト

(改ページプレビュー)

改ページプレビュー

ズーム機能は「+」「-」をクリックして倍率を変更すると倍率に応じて表示内容が変わります。

(150%に拡大)

ズーム 150%

(50%に縮小)

ズーム 50%

まとめ

画面構成について説明していきましたが、意外と自分でも忘れていた機能があって改めて確認できたので有意義でした。

Excelを普段使っていてもよくよく見ると「なんだこれ」って思うものがまだまだたくさんあると思います。「なんだこれ」って思った時がその機能を知るチャンスなので時間の許す限り試してみましょう。

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