Excel2016使用
IFERROR関数
指定した値が正常の場合は指定した値を返すが、エラーの場合に別の値を返すのがIFERROR関数です。
IFERROR(値,エラーの場合の値)
式がエラーの場合は、エラーの場合の値を返します。エラー出ない場合は、式の値自体を返します。
Excel 関数の挿入
引数には以下が使用できます。
引数 | 内容 |
---|---|
値 | 値、式または参照を指定します |
エラーの場合の値 | 値、式または参照を指定します |
エラーとなる可能性がある式をIFERROR関数で囲う形で使用します。
エラーになる可能性のある「よくあるエラーの例」
- VLOOKUP関数で検索できなかった時(#VALUE!)
- SEARCH関数で検索できなかった時(#VALUE!)
- 0割(#DIV/0!)
IFERROR関数の使用例
例1 「0割」を回避する
A1セル「100」、B1セル「0」の状態でC1セルに「=A1/B1」とすると「#DIV/0!」が発生しています。

IFERROR関数でエラー時に”-”(ハイフン)を表示するように変更します。
=IFERROR(A1/B1,”-“)

B1セルを「5」に変更した場合は「A1/B1」の結果が返ってきます。

※VLOOKUPのエラー回避の例は以下のページの「例2」を参照ください。
※SEARHC関数でエラーを回避する例は以下のページを参照ください。
まとめ
IFERROR関数はエラーを意図的に回避するために非常に便利です。
エラーが発生する可能性が高い場所にIFERROR関数で回避させたExcelシートは見た目がきれいになります。
Excelファイルを開いたときにエラーが発生していると「壊れている」と感じてしまう人がいるので、なるべく悪い印象を与えないようにIFERROR関数で回避していきましょう。
個人的には「0割」は「#DIV/0!」となってくれているほうが理由がわかるので好きですが、諸先輩方に何度か指摘されているので世間的には回避したほうが好まれるようです。なるべく人に見せる資料はエラーを回避するようにしています。
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