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【お金の基礎知識】インデックス投資 その2(メリット、デメリット)

インデックス投資その2 FIREへの道
インデックス投資その2
この記事は約7分で読めます。
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本稿では投資に関する話題がありますが投資を推奨するものではございません。
投資は元本割れのリスクがあるのですべてご自身の責任においてお願いします。
当ブログにより被った損害について一切の責任を負いかねます。

インデックス投資(その2)

前回その1としてインデックス投資の説明と人気の理由を解説しました。
第1弾をまだご覧になっていない方はこちらをご参照ください。

第2弾の今回はより詳しくご理解いただけるように以下の3点について解説していきます。

  • インデックス投資のメリット
  • インデックス投資のデメリット
  • インデックス投資の失敗例

やはり何をするにもいい面・悪い面があるものです。
どちらか一方だけをみて良し悪しを決めるのはあまりよくありません。

このページでメリット・デメリット、そして失敗する例を把握してから、インデックス投資が自分に向いているかどうかの判断する材料としていただけたら嬉しいです。

ちなみに第3弾では投資信託を探すポイントと具体的な投資信託をご紹介します。
そちらが気になる方は以下をご覧ください。

それでは解説していきます。

インデックス投資のメリット

ほぼ前述していますがインデックス投資のメリットは以下の4点です。

インデックス投資のメリット
  • 手数料が安い
  • 長期保有に向いている(複利の力が味方する)
  • 何もしなくても分散投資になる
  • 小額から投資できるので積立しやすい

メリット1:手数料が安い

投資信託の場合、以下の3つの手数料があります。

手数料説明
販売手数料投資信託の購入時に発生する手数料
信託報酬手数料保持している間に発生する手数料
信託財産留保額投資信託を売るとき(解約時)に発生する手数料

インデックス投資信託の場合は連動する株価指数に従って売買するだけなので、ファンドにかかるコストがあまりかかりません。

販売手数料なし(ノーロード)、信託報酬手数料が0.1%~0.2%程度、信託財産留保額なしといったところが多いです。

アクティブ投資信託では販売手数料も信託報酬手数料も1%以上取られることがあります。
100万円の投資信託を購入した時点で1万円引かれ99万円となり、毎年1万円ひかれます。

信託報酬手数料0.1%のインデックス投資信託の場合は、100万円の投資信託を購入した時点では100万円のままで、毎年1000円程度の手数料となります。

これだけでも9000円違うので大きな差です。

特に元金が増えれば増えるほどその差が大きくなります。
1000万円に対して、1%の10万円と0.1%の1万円では、9万円の差となります。
1億円に対して、1%の100万円と0.1%の10万円では、90万円の差となります。

大半のアクティブ投資信託は、インデックス投資信託を下回るパフォーマンスという事実が存在しています。
パフォーマンスには関係なく手数料は引かれます。

確実に取られる手数料は安いに越したことはないです。

インデックス連動の金融商品(投資信託・ETF)は手数料が安く設定されているため、投資を続けていくうえで大きなメリットとなります。

メリット2:長期保有に向いている(複利の力が味方する)

長期保有(30年)で考える投資のため、複利の力が有効に働きます。
20代からコツコツ始めることで50代には大きな金額になることが期待できます。

複利について詳しく知りたい方はこちらを参照ください。

メリット3:何もしなくても分散投資になる

株価指数(インデックス)は市場全体や一定の基準で選定された銘柄を組み合わせて算出されています。

そのため株価指数(インデックス)に連動した金融商品は、それ自体が多数の銘柄を組み合わせた「おまとめパック」のようになっています。

そのため、インデックス投資信託(ETF)を購入するだけで勝手に分散投資していることになります。

業種や国などを分散投資を自分でするのは大変ですが、自分が分散投資したいものを対象としている株価指数(インデックス)に連動する金融商品(投資信託・ETF)を購入するだけでよいのでお手軽に分散投資ができます。

インデックス投資信託の目論見書を見ると、どのインデックスに連動しているか書かれています。
どのようなインデックスなのかも説明があるので目論見書を一度ご覧になってみてください。

メリット4:小額から投資できるので積立しやすい

投資信託は、小額から購入できます。

先ほどご紹介した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の場合は、100円以上から買えます。

そのため、毎月決まった額の積立がしやすいです。

お勧めは「つみたてNISA」です。

年間40万円で20年税金が優遇される制度です。
「つみたてNISA」と「インデックス投資」は非常に相性がいいです。

30年間、月々33,300円をつみたてNISAでインデックス投資するだけで、老後2000万問題は解決します。

インデックス投資のデメリット

ここからはデメリットをご紹介します。
良いことばかりではないので、しっかりデメリットを把握しましょう。

インデックス投資のデメリット
  • 元本割れのリスクがある
  • 大儲けはできない(ローリターン)

デメリット1:元本割れのリスクがある

投資なのでリーマンショックのような暴落が起きれば価値が半分くらいになってしまうこともあります。

そのため短期的には暴落するリスクがあることをしっかり把握して、投資する必要があります。

リスクをしっかり把握して、長期保有をいうスタンスをとることが大事です。
暴落時も「買い増しのチャンス」と考える人はインデックス投資に向いています。

これまでも暴落が起きた後、そこからまた世界は成長を続けていき、暴落前を超えていっています。
リーマンショックでも「S&P500」は2年で回復しています。
過去はそうだったということで、未来を保証するものではないです。
ただ、どのくらいのペースかはわかりませんが、成長していくことは期待できると思います。

インデックス投資ではあくまでも長期保有をベースに考えましょう。
1年後や2年後に使用する予定のあるお金を投資することはお勧めできません。
最低でも10年以上使う予定がないお金で投資をしましょう。
私は「何かあったら使うかもしれないけど、基本は一生使わない」くらいの気持ちでやっています。

デメリット2:大儲けはできない(ローリターン)

株価指数に連動するため、どうしても市場平均的なものとなります。
30年間投資して年平均では5%前後で考えた方が無難な投資です。

ビットコインのような爆上げや、10倍・20倍になる割安の個別銘柄に投資するような手法ではないため、大儲けはできません。

そのような手法ではないのでこちらもしっかり認識しておいてください。

インデックス投資の失敗例

比較的簡単に再現できるインデックス投資ですが、失敗することもあるようです。

「デメリット1:元本割れのリスクがある」を理解していない人が、市場の暴落によって資産がどんどん減っていることを見て、どんどん不安になって売ってしまうケースです。

売ってしまう人のほとんどは「いったん売って、底値で買い戻す」といいます。
ただ、ほとんどの人は買い戻しません。
なぜなら、底値で買うと決めても底値を狙って買えるような人はとても稀有な存在です。

結局、下がったところで売ってしまい市場から退場するパターンとなってしまいます。

これまで幾度となく訪れた暴落、1930年代の世界大恐慌、ブラックマンデー、リーマンショック、など100年に一度といわれるくらいの恐慌はこの先も起きる可能性はあります。

過去の事例をみると、大恐慌で暴落しても世界はそこからまた成長をしていきます。
回復に何年かかるかはわからないが成長を止めることはおそらくないでしょう。

世界が成長することを信じて、暴落時も焦って売ることはなく決まった金額をコツコツと投資していくことをお勧めします。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

今回はインデックス投資のメリット・デメリットをご説明しました。

第1弾に引き続きインデックス投資がどんなものかがよりご理解いただけたかと思います。

ですが、「いったいどんなものに投資すればいいか?」という疑問が残るかと思います。

そちらは第3弾で投資信託を選ぶポイントと具体的な投資信託の例をご紹介します。
興味のある方は是非第3弾もご覧になってみてください。

以上、参考になったらうれしいです。

本稿では投資に関する話題がありますが投資を推奨するものではございません。
投資は元本割れのリスクがあるのですべてご自身の責任においてお願いします。
当ブログにより被った損害について一切の責任を負いかねます。

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