お金の話を見聞きしていると、「節約」「副業」「投資」などが必ず出てきます。

そもそも「投資」ってどうやるの?

「デイトレ」って聞いたことあるけど、
株を売り買いする感じかな?
投資のイメージでは「デイトレード」で株をバンバン売ったり買ったりするイメージですが、そんな投資は仕事をしているとなかなかできません。
そこで投資の種類を調べてみて自分に合った投資を探してそこを深堀していこうかなと思いました。
本稿では投資に関する話題がありますが投資を推奨するものではございません。
投資は元本割れのリスクがあるのですべてご自身の責任においてお願いします。
当ブログにより被った損害について一切の責任を負いかねます。
さて、投資というとざっと以下の7種類くらいが思い浮かびました。
それぞれ簡単にご紹介します。
株式投資
投資といえばまず僕が思い浮かぶのが「株式投資」です。
株式会社の株を購入してその「配当による収益」や「購入額より高値になったところで売る売買益」あと「優待券」を狙う投資ですね。この株式投資のスタイルは以下の3つあります。
- デイトレード
- スウィングトレード
- 中長期保有
それぞれについて説明していきましょう。
■デイトレード
デイトレードは聞いたことがある人が多いかもしれません。
1日に何度も売買を繰り返して利益を取っていく手法です。
相場が開いているときは基本的に張り付いている感じなので一般の会社員は難しいですね。
結構な勉強と情報収集が必要になってきます。
個人投資家は勝ちにくいといわれていて、機関投資家の食い物にされてしまう可能性が高いようです。
気軽には手を出さない方が無難です。
ですが正しい方法を身に着けて挑むことで大きなリターンを得られるところは魅力ですね
■スウィングトレード
こちらは2週間や1か月といった単位で売り買いをして利益を狙う手法です。
相場に張り付いている必要はないので会社員でもやっている人は多いかもしれません。
こちらも勉強と情報収集は必要です。
リスク管理としてルールを決めて損切などをしっかりやれば成果は出るようになるかもしれません。
毎日状況はチェックして判断をしていかないといけないので、ほったらかしにはできません。
それなりに時間をかける必要があります。
■中長期保有
中長期保有は上記2つよりはゆったりとした投資になります。
一回保有したら3年・5年・10年と保有し続ける手法です。
ただ定期的なチェックやリスク管理は必要なので何もしなくてもいいわけではないのでご注意を。
こちらも高配当ばかり狙うとあまり業績の良くない株を買ってしまうので勉強してから購入することをお勧めします。
この3つの手法で共通していることは、「勉強」です。
どの株を買うか、いつ買うか、いつ売るか、これを勘に頼ってしまったり、他人の情報(雑誌・ブログなど)に完全に頼り切ってしまうのはよくありません。
あくまでも他人の情報は参考程度にして、自分のルールで判断して投資するようにしましょう。
会社が倒産した場合に株の価値は0円になってしうことは常に頭に置いておきましょう。
その可能性があるということは絶対に忘れないで投資することが大事です。
大切なお金を投資するので不用意に投資せず、自分で判断ができるように勉強する必要があります。
投資信託
こちらは投資のプロに運用を任せる投資となります。
自分でいろいろ勉強して売買する必要がないので手間がかかりませんが、プロにお願いしているので手数料という形でお金を払います。(この手数料がキモです)
手数料は購入時にかかる「販売手数料」、解約時にかかる「信託財産留保額」、保持している間にかかる「信託報酬」と3種類あります。
購入後に基準価格が上がるか下がるかはわかりませんが、手数料が取られるのは確実なのでその分も含めて成果を出してもらわないと損します。なるべく安いものを選ぶのがよいかと思います。
では投資信託の種類を見ていきましょう。
大きく分けると以下の2種類の投資信託(ファンド)があります。
- 株式投資信託
- 公社債投資信託
ではそれぞれ見ていきましょう
■株式投資信託
投資信託は証券会社や銀行などの金融機関で購入できます。
また上場投資信託(ETF)というファンドもあり、株式市場でも購入ができます。
株式投資には「アクティブファンド」「インデックスファンド」の2種類があります。
アクティブファンドは積極的に売買を行い市場より高いリターンを目指すファンドです。
インデックスファンドはS&P500(米国)、日経平均225、TOPIXなどの指標値に連動するファンドです。
株式投資信託には色んな企業の株を運用会社が売買して保持しているため、1つの投資信託を購入するだけで分散していろんな会社に投資していることになります。
商品によってはGoogle、Apple、FaceBook、Amazonなどの米国の今を時めく企業の株を持っていることになります。
ただし、アクティブファンドについては十分注意して購入・売却を行ってください。
多くのアクティブファンド(日本でも5,000以上あるとのこと)の中でインデックスファンドより成績の良かったファンドは少ないということです。15%から20%がインデックスを上回る成績ともいわれています。詳しいことは頭のいい人に聞いてみてください。
またアクティブファンドは手数料が高いです。
販売手数料3%なんてのもあるので100万円購入すると3万円を手数料で払うことになります。
高いですね。買ったとたんにー3万円からスタートしているのと同じです。
ちなみに流行りの「FIRE」(Financial Independence Retire Early)では「インデックス投資」をお勧めしていることが多いですね。興味のある方は「FIRE 最強の早期リタイア術」を紹介している以下のページをご覧ください。
■公社債投資信託
公社債投資信託は国債や社債に投資するファンドになります。
国債は日本だけではなく、外国債券も扱うファンドもあります。
株式投資信託と比べれば比較的安定したファンドではあるが、金利リスク、信用リスク、為替リスクがあり元本割れがあるので注意してください。
投資信託自体は日本でも5000以上あるといわれています。
その中から選ぶのは中々難しく感じてしまい、いつも行く銀行で購入できるからといって銀行窓口に資産運用の相談に行くのはやめましょう。
きっと以下のような感じになります。

資産運用のご相談ありがとうございます。

投資信託で資産運用したいんだけど、
いっぱいあってよくわからないです。

今ですと「○○ファンド」をお勧めしていますよ。
過去1年の成績も騰落率20%となってます。

なるほどこれにしようかな。

「○○ファンド」の場合、
販売手数料3%で信託報酬が2%となります。

うーむ、100万円分だと3万円の手数料ですか。
さらに年間2万円。むむむ。。。

投資信託は投資のプロが売買しているので
このくらいの手数料がかかるのは仕方ないですよ。
例えば1年前にこの商品を買っていれば100万円が
120万円になるので手数料の5万円を超えているので
運用益は15万円になります。

でもこの先はわからないと。。。

それはおっしゃる通りです。
いかがしますか。

持ち帰って考えてきます。
シンプルに言えばこんな感じのやり取りになります。(間違っても購入しないようにご注意を)
上記やり取りでポイントになるのは高い手数料の投資信託を勧めてくることです。
大事なことは「銀行窓口では投資信託を買わないこと」です。
もっと言えば「銀行には近づかないこと」です。
買うならネット証券です。
理由は銀行が儲かるからです。
確実に銀行がもうかる商品を勧めてくる傾向があります。
そのため手数料の高いアクティブファンドを勧めてくることがよくあります。
ちょっと長くなってしまいましたね。ここから先は私の情報量も少ないのでサクサク行きますね。
FX (Foreign Exchange)
FXとは、日本語で言うと「外国為替証拠金取引」となります。
外国の通貨を売買して売買して、為替レートの変動を利用して差益を狙います。
例えば、1ドル110円で1万ドル分(110万円)のドル買い/円売りのトレードをした場合、1ドル111円で決済すると1万円の利益となります。
逆に1ドル109円で決済するとー1万円の損失となります。
簡単に言うとこんな感じです。
FXの特徴をご紹介します。
■レバレッジ
FXではレバレッジを使って手元の資金(証拠金)の何倍もの取引ができます。
例えば4万円の証拠金でレバレッジを利かせて25倍の100万円分の取引が可能です。
取引額が多いほうがリターンも大きくなるので資金が少なくても大きな取引ができます。
■ロスカット
要は「損切り」です。ある一定水準の含み損が出たタイミングで強制的に決済する仕組みです。
このロスカットにより大損することを避けることができるのですが、追証を払ったりしてロスカットを逃れ続けることもできます。ただし、被害が大きくなるので要注意です。
自分の予想と逆に言った場合はロスカットして次の取引に向かった方がよいかもしれません。
■スワップポイント
為替差益以外の方法で収益を上げるスワップポイント(金利差調整分)があります。
通貨ペア間の金利があり、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買う場合は金利の差額を毎日受け取ることができます。
2021年3月時点で「みんなのFX」でトルコリラ/円を10,000通貨分の買いを行うと、1日当たり45円のスワップポイントが受け取れます。1年で16,425円となります。差益とは別で保有しているだけで受け取れます。
ただし金利の高い国とは言わずもがな、リスクがある取引なのでご注意を。
FXの最後にリスクについて少しお話しておきます。
相場変動リスクは為替レートの変動がある限りどうしても損失することがあります。またレバレッジを利かせているので損失も大きくなります。
流動性リスクは大量のトレードは希望額で取引できないことがあります。
システムリスクとして、各FX取引業者のシステムメンテナンス時間帯に取引が行われず逆指値が効かなかったり、ロスカットが行われなかったりするリスクです。
信用リスクはFX業者が信託分別管理をちゃんとしていない状態(証拠金がちゃんと信託銀行に預けられていない)で倒産すると証拠金が返ってこないことがあります。
FXもいろいろ勉強しないとだめそうですね。
債券
債券とは国や会社が資金調達の際に発行する有価証券のことです。有価証券というより借用書のように思いますが、基本的には借金なので元本保証されます。
発行主体によって呼び方が変わりますが有名なところでは以下3つです。
- 国債 →国が発行する債券
- 地方債 →都道府県、市区町村が発行する債券
- 社債 →会社が発行する債券
■国債
国が発行する債券です。要は国にお金を貸すということです。
新興国は利率が高いけど、デフォルトなどのリスクがあるのと、為替リスクがあります。
元本保証されるのは変わりませんがその国の通貨での保証なので、日本円にしたときに元本割れする可能性があるので要注意です。
日本の国債は2021年3月時点では以下のようになっています。
- 固定金利3年満期 0.05%
- 固定金利5年満期 0.05%
- 変動金利10年満期 0.09%
3年、5年、10年とありますが1年経過後であれば途中解約も可能です。
その場合、1年分の利子はマイナスされます。
変動金利10年の5年経過後に解約した場合は5年分の利子ではなく4年分の利子になるということです。
銀行に預けるよりよっぽど利率がいいので使う予定のないお金は国債にしておくのがいいかもしれません。
おすすめは「変動金利10年」です。利率がいいのでこの1択かと思います。
詳しくは財務省のホームページをご覧ください。

■地方債
都道府県、市区町村が発行する債券です。
こちらは発行主体によって金利が変わってくるので各地方自治体のHPでご確認ください。
ちなみに東京都は「公募10年債」の第813回(2021年3月)は「0.179%」となっています。
国債より金利がよいですね。
ただし、地方債は償還前(満期前)に換金する場合は、その時点の市場価格(金利の変動に左右されます)で売却することになります。また、買い手がいない(流動性が低い)場合もあります。
償還日まで使用しないお金であればよいですが、途中で必要になるかもしれないのであれば地方債は控えた方がよいと思います。
■社債
会社が発行するのが社債です。
個人向けの10万円から買える社債もありますが、1億円単位で引き受けてくれる人にだけ公開しているものが多いです。
- 普通社債 →一般的な社債です。
- 転換社債 →株に転換できる社債です。
- 劣後債 →利率は良いが倒産時に返済順位が低くなります。
- ワラント債→その会社の株式を決められた金額で購入する権利が付いてきます。
- 私募債 →募集対象を限定して発行する債券で投資家に引き受けてもらうことが多いです。
あまり一般の人が買うことは少ないと思いますので、詳しくは説明しませんが、発行主体となる会社の業績が傾くと社債の種類によってはリスクとなるのでご注意を。
金
金投資は安全資産として昔から人気が高いですね。
「純金積み立てコツコツ」というCMを思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか?
景気がいいときは金が下がり、景気が悪くなると金が上がるイメージがあります。
金投資の方法はおおむね以下となります。
- 現物購入(ゴールドバーなど)
- 純金積立
- 金ETF
あまり現物を持つのはお勧めしません。どこかに保管・管理しなければいけないので泥棒や火災だったり、セコムやアルソックなどの警備会社との契約など大事になります。
純金積立か金ETFが取り掛かりやすいかもしれませんね。
純金積立の場合は業者の安定性を確認してください。
倒産した場合は積み立てた金が戻ってこないことも想定されるからです。
金ETFの場合は投資信託なので信託報酬が必要となるのでその分の利益が取れませんが、比較的安心して投資ができる対象かもしれませんね。(あくまでも個人的な感想です)
不動産投資
「金持ち父さん貧乏父さん」でおなじみの不動産投資ですね。
僕も若いころに読んだときは不動産投資に興味がもてませんでしたが、「インカムゲイン」に興味がわきましたね。不動産みたいな大きな取引よりペーパー(株など)での取り引きで「インカムゲイン」を発生させて収入を増やしたいとは思いました。
不動産投資といえばいかが思いつきます。
- マンション経営
- アパート経営
- 戸建
■マンション経営
ワンルームマンションを購入して賃貸に出す方法ですね。
購入した費用も賃貸の収入で払うので利回りは3%から5%程度が一般的といわれています。
初心者向けや、自分のお金は使わずにローンを返済して20年後には自分のもので収入は丸々収益となるなんて言った口説き文句がありますが、そんなにうまくいくならその業者が自分でやればいいだけなのであまり盲信しないように気を付けてください。
基本的には物件次第です。ちなみに新築は論外です。(買った瞬間に購入額より価値が低くなります)
立地や需要に合わせたリフォームで価値を高めた物件を提供しないと人が入ってくれません。
それを不動産投資の100戦錬磨であっても失敗することがあるので、初心者が業者任せで何とかなると思うようでは完全なカモにされます。
株や投資信託と違って大きなお金が動くのでいろんな人が寄ってきます。
不動産業者は手持ちの物件をさばいて手数料をもらいたい、建築業者はリフォーム費用が目当てです。
あなたの投資がうまくいくことを本当に願っている人は誰もいません。(キリッ)
まぁ、もちろん色々勉強してやる分には構わないと思いますがくれぐれも自己責任でお願いします。
■アパート経営
こちらは1棟丸々所有して経営していくので利回りが高いです。
ワンルームと同様で基本的には物件次第です。
こちらもしっかり勉強して、立地と需要に合わせたリフォームが必要です。
こちらは借入金が大きく空室リスクが怖いですね。
結局手放すことになるかもしれません。
こちらもやはり勉強しましょう。
間違っても業者を頼らないことです。
■戸建賃貸
一戸建てを購入して貸し出すスタイルですね。
中古の一戸建てをリフォームして価値を高めて貸し出すというイメージですね。
基本的にはファミリー向けの賃貸となるので住み手が見つかったら長くなることが多いようです。
立地条件として人口の流入が多く、学校・病院の充実した町であればそれなりに需要がありそうですがあまり自分の土地勘のないところだと厳しいかもしれませんね。(そういう人もいますけど)
不動産投資は「金持ち父さん貧乏父さん」の影響で魅力的な投資に見えますが、大きな買い物でありリスクが高いということを認識して勉強して自分で判断できるようになる必要がありますね。
「結局、やってみないとわからない」などの見切り発車はやめましょう。
仮想通貨(暗号資産)
これを投資と呼ぶかどうかという議論もありますが、一旦置いておきます。
仮想通貨(暗号資産)とは国が発行する通貨とは異なり、電子データのみでやり取りされる通貨です。
管理者も存在せずブロックチェーンという技術を利用してユーザ同士で監視しあっているので不正が起きないようになっています。
発行上限が存在します。発行数を制限することで価値が維持されるようになっています。
ちなみにビットコインは2100万枚です。
現在、2021年3月24日時点で612万円です。2020年3月24日は75万程度なので1年で急騰しています。(1年というよりは2021年になってから爆上げ中です)
ただ、まだまだ「投機」という認識を持った方がよさそうです。
なぜ上がるのか?有名になって信用が上がると価格も上がっていくということらしいですが、イマイチよくわかっていないのでここでは雰囲気だけ認識してもらえばと思います。
投資先としてはまだまだ安定していないようにも思います。
投資する場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。
個人的な意見や、やったこと株式投資と投資信託はちょっと長くなってしまいましたね。
まぁ、何が言いたいかというと「投資」と一言で言ってもこれだけの種類があるということです。
ここで紹介した以外にも「外貨預金」「先物取引」なんかもありますが投資という感覚とは少し違うと思って外しました。(仮想通貨は入れているくせに…)
僕の場合は少しずつコツコツやっていきたいので、変動金利10年満期と投資信託のインデックス連動型にコツコツ投資していきたいと思っています。
ではまた。
本稿では投資に関する話題がありますが投資を推奨するものではございません。
投資は元本割れのリスクがあるのですべてご自身の責任においてお願いします。
当ブログにより被った損害について一切の責任を負いかねます。
コメント