Excel2016使用
セル内で改行する2つの方法
セル内で改行されているExcelファイルをよく見かけますが、
「普通にENTERキーを押すとセルが移動しちゃうけどどうやってやっているの?」
「数式で文字列編集している場合に改行っていれられないの?」
と思っている方はこのページをご覧いただければやり方がバッチリわかります。
今回はセル内で改行する方法を2つご紹介します。
文字列を入力中にセル内で改行する方法はよく使いますが、数式の文字列編集に改行を入れる方法はたまに使う程度かもしれませんが覚えておくと役に立つ日が来るかもしれません。
文字列を入力中にセル内で改行する方法
編集中のセルでキーボードの以下ボタンを押します。
Alt + Enter
これだけです。
試してみましょう。
「Alt + Enter」を押すと改行されます。
そのまま文字が入力できます。
簡単ですね。「Alt+Enter」を押した回数分改行されます。
ちなみにこのセル内の改行で使用されている改行コードは「LF」となります。
Windowsでは「CRLF」が多いと思いますが、セル内の改行は「LF」を使用していることを知っていると「なんかこいつ知ってるな」となるかもしれません。改行コードについては本論からズレるのでこの程度にしますがご興味がある方はGoogle先生にお尋ねください。
数式を使った文字列編集に改行を入れる方法
数式を使った文字列編集の間に改行を入れるには、以下の数式を使います。
CHAR(10)
ちなみにCHAR(10)は改行コード「LF」となります。
では確認してみましょう。
A1セルとA2セルを結合しています。
このA1セルとA2セルの間に改行「CHAR(10)」を差し込みます。
数式の結果は以下となります。
1行に表示されていますが、「折り返して全体を表示する」がオフになっているからなのでオンにすると改行されます。
注意事項は上述の「折り返して全体を表示する」がオフになっているケースです。
あたかも「CHAR(10)」が効いていないように見えますが実際は改行されているので見た目に惑わされないようにしましょう。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
セル内での改行は「今さら聞けない」と思われるようですが、意外と知らなかったりするので知らなくても気にしなくても問題ないと思います。
今回ご紹介したのは以下の2つです。
- 「ALT + ENTER」で入力中のセル内で改行できます
- 「CHAR(10)」を数式に指定して文字連結すると改行されて表示されます
知らないと気付いた時が身に着けるチャンスなのでGoogle先生にどんどん聞いてみましょう。
もっとエクセルを使いこなしたい人にお勧めの本は以下です。
具体的なケースを例示しながら解説してくれているのでとても分かりやすいです。
まさに「最強の教科書」となる1冊です。
興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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