Excel2016使用
プルダウンの項目を追加・削除する方法
Excelシートに設定したプルダウンリストは定期的に見直すことが必要な場合があります。
プルダウンリストの項目に値を追加したり、削除したりする方法をご紹介します。
基本的には「データの入力規則」の「元の値」を編集するのですが、「元の値」の指定方法により2種類のメンテ方法があります。
- カンマ区切りのテキストを変更する方法
- セルの参照先を変更する方法
カンマ区切りのテキストを変更する方法
以下のプルダウンリストの「DVD」を削除して、「家電」の下に「BD」を追加します。

対象セル(B2)を選択してデータ(リボン)の「データの入力規則」をクリックします。

「データの入力規則」の「元の値」にカンマ区切りのテキストが表示されています。

「元の値」のテキストを変更することでプルダウンの項目が変更されます。

OKボタンを押すとプルダウンの項目が変更されます。

セルの参照先を変更する方法
今度はカンマ付きテキストではなく別シートの表を参照している場合の変更方法をご紹介します。
今回は「DVD」を消して、家電の下に「BD」、「パソコン」を追加します。

対象セル(B2)を選択してデータ(リボン)の「データの入力規則」をクリックします。

「データの入力規則」の「元の値」に「マスタ」シートのA3からA7セルの参照が設定されています。

一度「キャンセル」ボタンを押してマスタシートを表示します。

今回は1つ消して、2つ追加するためトータルでは1つ増えます。
現在はA3からA7セルが参照されているため、単純にA5セルを削除して家電の下に1つ追加すると参照範囲から外れてしまいます。
参照を変更することもできますが、今回はA6とA7の間を1セル分挿入する方法で対処します。

「セルの挿入」画面で「下方向にシフト」を選択します。

OKボタンを押します。

この状態でA5からA8セルを編集します。

「DVD」を消して、「BD」「パソコン」を家電の下に配置しました。
ではプルダウンを見てみましょう。

ちゃんと「パソコン」まで表示されています。
では参照を確認してみましょう。

「元の値」の参照が「マスタ」シートのA3からA8セルに変更されています。
これはもともとのセル参照内で挿入することでデータの入力規則の「元の値」のセル参照が挿入した分ズレる仕組みを利用しています。
うまくいかない場合は「元の値」を手動で変更してください。
今回はセル参照を変更する例でご紹介しましたが、「名前の定義」で設定された名前を指定している場合があります。その場合はその名前のセル参照を変更することでプルダウンのメンテナンスができます。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
今回はプルダウンの項目をメンテナンスする方法をご紹介しました。
ちなみに以前にプルダウンを設定する方法をご説明していますので、ご興味のある方は以下のページをご覧ください。
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具体的なケースを例示しながら解説してくれているのでとても分かりやすいです。
まさに「最強の教科書」となる1冊です。
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