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Excel SUMIF関数 条件付きで合計する

SUMIF Excel関数(基本)
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SUMIF関数

条件に合った値だけ合計するのがSUMIF関数です。

SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)
指定した検索条件に一致するセルの値を合計します

Excel 関数の挿入

SUM関数は指定したセル範囲内の数値をすべて合計する機能ですが、範囲内であっても特定の数値だけ合計したい場合が出てくると思います。

たとえば商品A,B,Cの売上明細から商品Bだけで合計したいなどです。

そんな時に使えるのがSUMIF関数です。

SUM関数でご紹介した「配列数式」でも同じことができますが、SUMIF関数のほうが簡単なので断然お勧めです。

SUMIF関数の使用例

以下の売上表から「おにぎり」の売上金額だけを合計してみましょう。

売上表

H2セルに以下の計算式を入力します。

=SUMIF(B2:B13,G2,E2:E13)

  • 引数「範囲」  :売上表の「品物」列(B2:B13)を指定
  • 引数「検索条件」:G2セル(文字列:おにぎり)を指定
  • 引数「合計範囲」:売上表の「売上金額」を指定する
売上表から「おにぎり」の売上金額だけを合計する計算式を入力

上記例ではG2セルの値を変更すると変更したい品物に一致する売上金額の合計となります。

売上表から「おにぎり」の売上金額だけを合計した結果

注意点としては引数「範囲」と引数「合計範囲」は同じセル数(上記例では12個ずつ)にする必要があります。2つの範囲がズレると計算もずれるので気を付けましょう。

G3~G4のセルに「カップ麺」「サンドイッチ」と入力して、それぞれの合計も出したいときにH2セルをそのままコピーしてしまうと参照範囲がズレてしまうため、範囲・合計範囲は「絶対参照」にしてからコピーするようにしましょう。

絶対参照にしてからコピー
絶対参照の結果、「範囲」「合計範囲」はコピーしても変わらない

ちなみに「相対参照」のままコピーするとこうなります。

相対参照のままコピーして参照がズレてしまった

上記の例ではかろうじて計算結果は同じですが、参照がズレているので計算結果が間違ってしまうことがあるのでご注意ください。

引数「検索条件」には計算記号(=、>、<など)を使った「式」が使えます。

「記号+値」で指定します。「>=100」の場合は「100以上」といった条件となります。

記号内容数値の例数値以外の例
=一致=100”=おにぎり”
<>不一致<>100”<>おにぎり”
>より大きい>100”>2020/4/1”
<より小さい<100”<2020/4/1”
>=以上>=100”>=2020/4/1”
<=以下<=100”<=2020/4/1”

またワイルドカード(*,?)も指定できます。

記号読み内容
*アスタリスク0文字以上の任意の文字列都道府県の場合
”*府”→大阪府、京都府
”長*”→長野県、長崎県
”*” →全都道府県が対象
クエスチョン1文字の任意の文字列都道府県の場合
”???県”→神奈川県、和歌山県、
    鹿児島県
”長??” →長野県、長崎県
“?” →該当なし

計算式やワイルドカードを指定するといろんな複雑な計算ができます。少しずつ使ってみて覚えていきましょう。

まとめ

SUMIF関数については非常に便利な関数です。是非使ってみてください。

本文中にでてきた相対参照や絶対参照については以下のページで説明していますので今日にもある方はご参照ください。

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