■書式設定
Excelでは各セルの見た目を変更することができ、そのことを「書式変更」「書式を変える」などと表現します。以下が基本的な書式変更となります。
- 表示形式を変更
- セル内の値の配置を変更(上、下、左、右)
- 文字のフォント、サイズ、色を変更
- セルの色を変更
- セルに罫線を付ける
表示形式の変更方法は「セルの書式設定」「ホーム(リボン)」「右クリックメニュー」などたくさんありますが本稿では一つに絞らずご紹介していきます。
まずはどんなふうに書式を変えていくかを以下の表を使ってやってみましょう。
■表示形式の変更
A1セルの表示形式を「〇月〇日」に変更する
対象セルで右クリックしてセルの書式設定をクリックすると「セルの書式設定」が表示されます。(呼び出し方はほかにもいろいろあります。)
今の表示形式が青く反転して表示されます。ここでは「日付」と「*2012/3/14」が選ばれています。種類(T)を「2012年3月」を選んでOKボタンを押します。
見た目が「2020年3月」に変わります。表示形式は日付以外にもいろいろあるので分類・種類をいろいろ試してどんなふうに変わるかをご自身でも試してみてください。別の機会にほかの表示形式についてはご紹介したいと思います。
■セル内の値の配置を変更(上、下、左、右)
セルに表示されている文字の位置を変えます。ここではホーム(リボン)を使って「中央揃え」をしてみましょう。
今回は「中央揃え」だけですが、ほかにも上下左右と様々な位置に変更できます。
さらにインデントやセルの中で折り返して文字を表示させたり、複数のセルを結合したり解除したりできます。
ちなみに同じことは「セルの書式設定」の配置タブでもできます。というかこの配置タブの中でよく使うものがホーム(リボン)にあると思ってください。
■文字のフォント、サイズ、色を変更
次は文字の見た目を変更しましょう。表のタイトル「2020年3月」「期末試験」のフォント変更を変更します。
A1セルとB1セルを選択して右クリックします。
現在のフォントが表示されます。プルダウンでフォントのリストを表示して変更したいフォントをクリックします。
フォントのリストから「HGP創英角ポップ体」をクリックするとセルのフォントが変わります。
同じように右クリックメニューで文字サイズを変更します。
色も同じように右クリックで変えてみます。
今回は右クリックメニューで実施しましたが、こちらも「セルの書式設定」のフォントタブでも同じことが実施できます。
今回ご紹介したフォント、サイズ、色以外にもスタイル、下線なんかも変更できます。
■セルの色を変更
表のヘッダ部となるA2からG2のセルの色を変えてみましょう。
対象範囲を選択して右クリックメニューから塗りつぶしのプルダウンをクリックするとカラーパネルが表示されるので好きな色をクリックするとセルの背景に色が設定されます。
ここまでくると毎度おなじみになってきましたが、こちらも「セルの書式設定」で同じことができます。
こちらはパターン(ドット柄や斜線柄など)を使ったり、グラデーションを設定したりして特殊な効果を設定できます。
■セルに罫線を付ける
最後に表に罫線を付けましょう。
ここではホーム(リボン)を使いますが、右クリックメニューでもできます。
対象の表(A2からG8)セルを選択して、ホーム(リボン)の罫線プルダウンから「格子」をクリックします。
こちらも「セルの書式設定」でも設定できます。
線の種類や色も自由に設定できます。
まとめ
今回は書式設定の概要として代表的な設定をご紹介しました。ほかにもよく使う書式設定はあると思うので、別途ご紹介したいと思います。
「セルの書式設定」のダイアログ画面では細かい設定がいくつかできるのでみなさん試しながら好きな書式設定を覚えてもらえればと思います。
最後に「セルの書式設定」を呼び出すショートカットキーをご紹介します。
「ctrキー + 1」
結構便利なのでぜひ使ってみてください。
コメント