Excel2016使用
表のテーブル化と解除、スライサーの使い方
表をテーブル化することで見映えがよくなり、フィルタ機能やソートなど表が扱いやすい状態になります。
見映えがよいのはいいことです。
見映えの良い表を作成するだけで株が上がるので是非テーブルを使えるようになりましょう。
ここでは以下の4つを説明します。
- テーブル化の方法
- テーブルスタイルを変更する方法
- スライサーの設定方法と使い方
- テーブルの解除
スライサーとはフィルタと同じ機能ですがどの項目で絞り込みをかけているかが視覚的にわかるため、フィルタよりわかりやすく扱いやすいと思います。詳しくは「スライサーの設定方法と使い方」をご覧ください
ちなみにスライサーとテーブルの解除は意外と知らない方も多いので、知っておくと鼻高です。
テーブル化の方法
ホーム(リボン)の「テーブルとして書式設定」もしくは挿入(リボン)の「テーブル」を使って、テーブルスタイルを選択するだけで簡単に表をテーブル化できます。
以下の表をテーブル化していきます。
表の一部もしくは全部を選択してホーム(リボン)の「テーブルとして書式設定」をクリックします。
テーブルスタイルを選択するパネルが表示されます。
好きなデザインをクリックすると、「テーブルとして書式設定」ダイアログが表示されます。表のセル範囲が選択されていることを確認してOKボタンを押します。
表がテーブルに変わりました。選択したデザインで書式が設定され、フィルタがかかっている状態になります。
通常のフィルタ機能やソートが利用できます。
まずは合計欄でソート(昇順)します。H1セルのプルダウンボタンをクリックして「昇順」をクリックします。
合計の小さい順に並びます
性別「男」に絞り込みをします。
性別「男」が絞り込まれました。
テーブルスタイルを変更する方法
最初に選択したデザインから簡単にほかのデザインに変更することが可能です。
テーブルの中のセルを選択するとリボンに「テーブルデザイン」が表示されます。そのテーブルデザインにある「テーブルスタイル」でデザインを選びなおすことができます。
選択したデザインに変わります。
テーブルデザイン(リボン)には「テーブルスタイルのオプション」グループがあり、チェックのオン/オフで簡単に変更できます。
「集計行」にチェックを入れてみましょう。
他のオプションはご自身で試してみてください。
スライサーの設定方法と使い方
それではスライサーを設定してみます。
テーブルデザイン(リボン)のツール(グループ)にある「スライサーの挿入」をクリックします。
スライサーの挿入画面が表示されます。「氏名」「性別」をチェックしてOKボタンを押します。
スライサーが表示されます。
スライサーを使って表の絞り込みができます。性別の「女」を選んでみましょう。
テーブルが性別「女」で絞り込まれています。また氏名のスライサーも表示されているゴン子、ゴン奈、ゴン美だけが選択された状態となっています。
しかも集計行も選択されている状態での集計となっているので便利ですね。
スライサーはデフォルトでは単一選択となっていますが、複数選択に切り替えることができます。
フィルタより簡単に使えるので、よく使うフィルタはスライサーにしておくと便利です。
テーブルの解除
では最後にテーブルの解除方法を説明します。
テーブルの一部を選択します。
テーブルデザイン(リボン)の「範囲に変換」をクリックします。
テーブルが解除されました。
テーブル化の時の書式は残りますが、フィルタが外れ通常の表に戻ります。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
テーブルは見映えがよくなるという1点だけでも使う価値があると思います。
計算式を使うときにテーブル独特の表示となりますが、「そんなもんだ」と思って使ってください。
テーブルの外でSUM関数をつかって合計欄を集計すると「=SUM(テーブル2[合計])」となっています。これはテーブル名[列名]と指定するだけでセル参照(H2:H7)と同じ参照となると考えいただければよいかと思います。
ちなみにテーブル名[列名]で指定する参照を「構造化参照」といいます。
最後にテーブルのスライサーはExcel2013から登場しています。
それより前のバージョンでExcelを覚えた世代の方々は知らないかもしれません。
是非使ってビビらせてあげましょう。
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