ウィンドウ枠の固定
パソコンの画面内ですべて表示できるような表の場合はあまり気になりませんが、スクロールが必要な大きな表の場合は「この列なんだっけ?」「この行なんだっけ?」となってしまうことがありませんか?

下の表をスクロールした結果、ヘッダー部(1~4行目)が消えてしまい各列の意味が分からなくなってしまいます。
そんな時には表示(リボン)の「ウィンドウ枠の固定」で行や列を固定化します。
固定化するとスクロールしても画面上に表示し続けることができます。
こんな感じです。

このように「1から4行目」と「AからB列」までをスクロールしても表示したままにしています。
とても見えやすくなりますね。
固定パターンとしては5パターンです。
- 行列固定
- 行固定
- 列固定
- 先頭行の固定化
- 先頭列の固定化
ウィンドウ枠の固定 使用例
行列固定
まず固定化したい行の下で固定化したい列の右にあるセルを選択します。
以下の表の「1から4行目」「AからB列」を固定化する場合、C5セルを選択します。

C5セルを選択した状態で、表示(リボン)の「ウィンドウ枠の固定」を選択します。

設定直後は見た目にはわかりにくいですが、固定化されています。

下にスクロールしてみましょう。

1から4行目が表示されたままスクロールが行われているため、4行目の下が33行目になっています。
では右にスクロールしましょう。

A列とB列が固定化されているので、B列の横にG列となっています。
行固定
固定化したい行の一つ下の行全体を選択します。

表示(リボン)の「ウィンドウ枠の固定」を選択します。

下にスクロールして確認すると4行目で固定化されたのがわかります。

列は固定化されていないので右にスクロールするとA列、B列は消えます。

縦固定
固定化したい列の1つ右側の列全体を選択します。

表示(リボン)の「ウィンドウ枠の固定」を選択します。

右にスクロールするとA列とB列が固定化されているのがわかります。

下にスクロールすると固定化されていないので1から4行目は消えてしまいます。

先頭行の固定化
先頭行の1行のみ固定化する場合は、表示(リボン)の「先頭行の固定」を選択します。



先頭列の固定
先頭列(A列)の1列のみ固定化する場合は、表示(リボン)の「先頭列の固定」を選択します。



「ウィンドウ枠の固定」の解除方法
ウィンドウ枠が固定化されているシートで、表示(リボン)の「ウィンドウ枠固定の解除」を選択します。

まとめ
ウィンドウ枠の固定は大きな表を確認する際には非常に便利ですが、以下の場合は意図しない固定化がされることがあるのでご注意ください。
- フィルタがかかっている状態で固定化した場合
- ブックの共有(レガシ)されている場合
このような場合は固定化がズレつ可能性があるため、解除して再設定を行ってください。
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