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Excel グループ化、グループ解除、小計の使い方

グループ化 エクセル(Excel)
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グループ化について

Excelのグループ化を利用して表(内訳列+集計列)を「集計列のみ表示」と「全列表示」の切り替えがすばやくできるようになります。

以下の例のようにシートの欄外にある”+”、”-”ボタンをクリックすることで素早く表示・非表示を切り替えることができます。

グループ化の例

最初はただの「順位表」ですが、1つ目の”+”ボタンを押すと「勝ち点・得失点」を表示し、さらに2つ目の”+”ボタンを押すと「試合数から失点」までが表示されます。

上記例では列のグループ化をしていますが、行に対してもグループ化が可能です。

ここでは以下の3点についてご説明します。

  • グループ化の設定方法
  • グループ化の解除方法
  • 小計の使用方法

グループ化の設定方法

グループ化の手順は簡単で以下2つです。

  • グループ化したい対象の列(または行)を選択します
  • データ(リボン)のグループ化ボタンを押します。

ではやってみましょう。

「列のグループ化」

順位表のC列からJ列を選択します。

列のグループ化前

データ(リボン)のグループ化を押します。

グループ化ボタン

シートにグループ開閉用のボタン(+、-)が表示されます。

列のグループ化後

”-”(マイナス)を押すとグループが閉じられ、”+”(プラス)が開きます

行のグループ化

順位表の6位以下をグループ化します。

9列目から21列目を選択します。

行のグループ化前

データ(リボン)のグループ化を押すと以下のようになります。

列のグループ化中
列のグループ化後

マイナスボタンを押すと5位までが表示されます。

行のグループを閉じる

グループ化のネスト

グループ化した中でさらにグループ化することができます。

順位表のD列からI列を選択します。

グループ化のネスト

グループ化ボタンを押します。

グループ化ボタン
列のグループ化のネスト後

2段目の”-”ボタンを押すと以下のようになります。

ネストしたグループを閉じる

グループ化の解除

グループ化の解除の手順は以下となります。

  • グループ化の解除をしたい対象の列(または行)を選択します
  • データ(リボン)のグループ解除ボタンを押します。

ではやってみましょう。

順位表のD列からI列を選択します。

グループ化の解除

データ(リボン)のグループ解除ボタンを押します。

グループ解除ボタン
グループ化の解除後

小計の使用方法

グループ化して小計を表示する機能があります。

表の内容からExcelが自動で小計を表示してくれます。

以下の表の科目列(A列)が同じ科目の小計を表示します。

集計する売上表

データ(リボン)の小計ボタンを押します。

小計ボタン

グループの基準に「部」、集計の方法に「合計」、集計するフィールドに「売上」を選択してOKを押します。

集計の設定画面

部単位にグループ化が追加され、集計行が表示されます。さらに総計も表示されます。

部単位の集計結果

さらに課単位の集計も追加しましょう。

小計ボタンを押してグループの基準を「課」とし、現在の小計をすべて置き換えるのチェックを外します。チェックした場合は現在表示している「部単位の集計」がなくなり「課単位の集計」に置き換わります。

課単位の集計を設定

OKボタンを押すと課単位の集計が追加されます。

まとめ

グループ化、グループ解除と最後に小計をご紹介しました。

小計については慣れない内はうまく設定できないことがあるかもしれませんが、以下の2点に注意して設定してみてください。

  • グループの基準とする列は空白のない連続した列であること
  • 2つ以上の集計を設定する場合は「現在の小計をすべて置き換える」のチェックを外すこと

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