LEN関数
文字列の文字数を返すのがLEN関数です。
LEN(文字列)
文字列の長さ(文字数)を返します。半角と全角の区別なく、1文字を1として処理します。
Excel 関数の挿入
引数には以下が使用できます。
引数 | 内容 |
---|---|
文字列 | 文字数を求めたい文字列を指定します |
LEN関数は「文字数」のため、半角文字も全角文字も1文字とカウントされます。
バイト数が必要な場合はLENB関数をご利用ください。
ただしLENB関数はSJIS換算で半角文字を1バイト、全角文字を2バイトでカウントします。UTF-8換算のバイト数ではないのでご利用の目的に応じて利用するようにお願いします。
LEN関数の使用例
例1 以下のシートの名前列(B列)の文字数をC列に表示します。
C2セルに以下の数式を入力します。
=LEN(B2)
C2セルには結果「5」が表示されます。
C2セルを表の下までコピーして完了です。
ちなみに空白も1文字としてカウントされます。そのため上記の文字数は空白込みの文字数となっています。空白を除く方法は例2でご紹介します。
例2 氏名の間の空白を除いて文字数を検索します。(応用)
空白を取り除いてカウントするにはまず空白を取り除いた文字列を作る必要があります。そこで使用するのがSUBSTITUTE関数です。
SUBSTITUTE関数は文字列から指定文字を置換した結果の文字列を返します。(詳しくは別の機会で説明します。)
先ほどの表のD2セルに以下の数式を入力すると空白を取り除いた文字列が取得できます。(引数1:文字列、引数2:対象文字、引数3:置換文字)
=SUBSTITUTE(B2,” ”,””)
これで空白文字を取り除いた文字列の完成です。今回の例では名字と名前の間は” ”全角空白でしたが、” ”半角空白の場合はSUBSTITUTE関数の第2引数を” ”半角空白に変更すれば対応できます。
あとはこのSUBSTITUTE関数の数式をLEN関数で囲んだらおしまいです。
=LEN(SUBSTITUTE(B2,” ”,””))
あとはD2セルを表の下までコピーしたら完了です。
まとめ
単純な関数ですが他の関数の引数に利用したり地味に使う関数かと思います。
MID関数の使い方を説明したときにも登場していますので、以下のページも併せてご参照ください。
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