1. FIREとの出会いと僕の背景
FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉を初めて聞いたとき、「そんなの若い人の話でしょ」と思っていました。
でも40代後半、独身、老後資金に不安を感じていた僕にとって、「経済的自立で働かずに生きる」という考え方は、どこか心に引っかかっていたんです。
そんなときに出会ったのが『FIRE 最強の早期リタイア術』(クリスティー・シェン著)。
読んでみると、FIREは一部の富裕層だけの話ではなく、地道な節約と投資で誰でも目指せる可能性があることがわかりました。
読み終えて感じたことは、次の3つです:
- これなら自分でもできるかも?
- 支出を減らして投資してみようかな
- サイドFIREなら現実的かも?
2. これなら自分でもできるかも?
投資って聞くと「難しそう」「リスクが怖い」と感じる人も多いと思います。
僕もそうでした。
でもこの本では、インデックス投資を中心に誰でも再現できる方法が丁寧に紹介されています。
やることはシンプルです:
- 支出を減らす
- 浮いたお金を投資に回す
- 6:4のポートフォリオ(株式:債券)で運用
- 定期的にリバランスする
つまり「お金を使わずに貯めて、増やして、使う」だけ。特別なスキルは不要です。
もちろん簡単ではないですが、「これなら自分にもできるかも」と思える内容でした。
3. 支出を減らして投資してみようかな
FIREの第一歩は「支出の見直し」。
節約というと我慢や苦痛をイメージしがちですが、本書では「痛みのない節約」を提案しています。
僕が見直した支出項目:
- 部屋のサイズを必要最低限に
- 格安SIMへの乗り換え
- 外食の頻度を減らす
- ポイント活用(楽天ポイントなど)
- 車を手放す(都会なら不要)
- 保険は掛け捨てで必要最低限に
これらは一度見直すだけで、毎月の固定費が大きく変わります。
そして浮いたお金をインデックス投資に回すことで、複利の力が味方になります。
例:100万円を年利5%で2年運用すると → 約110万2500円 この「お金がお金を生む」感覚は、節約のモチベーションにもなります。
4. サイドFIREなら現実的かも?
僕は40代後半。20代から始めた夫婦が10年でFIRE達成したという本の事例は、正直に言えば若いうちに始めたことはとてもうらやましい。
でもだからといって年齢で諦める必要はないと思いました。
僕が目指すのは「サイドFIRE」= 少し働きながら、資産のリターンで生活を補うスタイルであれば諦める必要はないと思います。
実際にやったこと:
- 定期預金を解約して「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を購入
- 楽天証券で積立設定(楽天ポイントも活用)
楽天証券を選んだ理由:
- 手数料が安い
- 投資ツールが無料で使える
- 商品が豊富
- 楽天カードで投資信託が買える(ポイントももらえる)
このように、少しずつでも行動に移すことで、未来の選択肢が広がる気がしています。
5. まとめ:FIREは「考える価値がある選択肢」
FIREは誰にでも向いているわけではありません。
短期的な損失に耐えられない人や、節約が苦手な人には厳しいかもしれません。
でも「老後の不安を減らす」「選択肢を増やす」という意味では、FIRE的な考え方はとても有効です。
僕自身、FIREは難しくても、サイドFIREや資産形成の考え方は取り入れていきたいと思っています。 まずは「一旦やってみる」。この一歩が未来を変えるかもしれません。
興味がある方は、オリラジあっちゃんのFIRE解説動画もおすすめです。
本を買う前に、動画で概要をつかむのもアリですよ。
コメント